その骨董品、実は偽物?メルカリ出品前に知っておきたい「真贋の見分け方」と鑑定の出し方
「実家で見つけた古いお皿、メルカリに出したいけど偽物だったらどうしよう…」
「もし偽物を本物として売ってしまったら、アカウント停止やトラブルになる?」
メルカリで骨董品を出品しようとする際、誰もが一度は抱く不安ではないでしょうか。骨董品や古美術の世界には、江戸時代や明治時代に作られた「本物」もあれば、後世に作られた「写し(レトロなコピー品)」も数多く存在します。
知らずに偽物を出品してトラブルになるのは避けたいもの。この記事では、初心者でもできる「真贋(本物か偽物か)の見分け方」のポイントと、プロに鑑定を依頼する際の具体的な手順を詳しく解説します。
1. なぜメルカリ出品前に「真贋」の確認が必要なのか?
メルカリは個人間取引のため、出品者が商品の情報を保証しなければなりません。
偽物を出品するリスク
もし「本物」と偽ってコピー品を販売してしまった場合、たとえ出品者に悪意がなくても**「偽ブランド品・権利侵害品」の規約違反**に問われる可能性があります。最悪の場合、売上の没収やアカウントの無期限利用停止、さらには法的トラブルに発展するケースもゼロではありません。
「わからない」まま売るのも損!
逆に、価値がある本物を「古いから」という理由だけで数千円で出品し、プロに数秒でかっさらわれてしまう「買い叩き」のケースも後を絶ちません。正しい価値を知ることは、自分を守り、利益を守ることにも繋がります。
2. 【初心者向け】骨董品の真贋を見分ける「5つのチェックポイント」
専門的な鑑定眼がなくても、まずは以下のポイントを確認することで、ある程度の推測が可能です。
① 「重さ」と「質感」を確かめる
古い金属工芸品や仏像などは、当時の素材の密度が現代のものと異なります。見た目以上に「ずっしり」と重みを感じるものは、良質な素材が使われている可能性が高いです。逆に、見た目は重厚なのに手に取ると軽いものは、現代の安価な合金で作られた可能性を疑いましょう。
② 「高台(こうだい)」と「汚れ」を見る
陶磁器の場合、底の接地面(高台)に注目してください。
本物: 長年の経年変化により、自然な「擦れ」や「汚れ」が染み付いています。
偽物: 薬品を使って人工的に汚していたり、ヤスリで削ったような不自然な跡があったりします。
③ 「描き込み」の丁寧さを確認する
絵画や掛け軸、陶磁器の絵付けは、拡大鏡(ルーペ)で細部を見てください。
本物は筆の勢いや繊細なタッチが感じられます。一方で、現代のコピー品は「印刷」であったり、線が単調で生命感がなかったりすることが多いです。
④ 「共箱(ともばこ)」のサインと落款
作品を納める木箱に書かれたサインや、朱色の印(落款)を確認します。有名な作家であれば、ネット上で公開されている「正しい落款」と比較することで、明らかな相違を見つけることができます。
⑤ 時代背景との矛盾を探す
「江戸時代の皿」と言いながら、現代的な鮮やかすぎる着色剤が使われていたり、底面に「Made in Japan」の刻印があったりすれば、それはアンティーク風の現代製品です。
3. 「確信が持てない」時の鑑定の出し方と対処法
自分で判断がつかない場合は、プロの力を借りるのが一番の近道です。
鑑定・査定の3つのルート
公式鑑定機関に依頼する
日本美術刀剣保存協会や東京美術倶楽部などの公的・専門機関に依頼する方法です。「鑑定証」が発行されるため、メルカリでの販売価格は跳ね上がりますが、数万円の費用と数ヶ月の時間がかかります。
買取業者の「無料査定」を利用する
「売るかどうかは別として、価値を知りたい」という場合、骨董品買取業者の無料査定が便利です。最近では、写真を送るだけの「LINE査定」で、おおよその価値や時代を教えてくれる業者が増えています。
メルカリでの「参考品」出品
どうしてもわからない場合は、無理に「本物」と言い切らず、「詳細は不明ですが、古い雰囲気があります。画像でご判断いただける方のみご購入ください」と添えて、相場より少し安く出品するのも一つの手です。
4. メルカリで「偽物」と疑われないための出品テクニック
本物であっても、見せ方が悪いと買い手に不安を与えてしまいます。信頼を獲得するための対策は以下の通りです。
「マクロ撮影」を多用する: 傷、汚れ、底面のザラつきなど、あえて「欠点」をアップで写すことで、加工されていない本物であることを証明できます。
入手経緯を明記する: 「40年前に百貨店の美術催事で購入した」「古物商を営んでいた祖父のコレクション」など、出所がはっきりしていると信頼度が格段に上がります。
「真作保証」という言葉の扱い: 絶対に本物である自信がある時以外は、安易に使わないようにしましょう。
5. まとめ:知識が「お宝」を確実な利益に変える
骨董品の出品は、最初は誰でも不安なものです。しかし、今回ご紹介したチェックポイントを確認し、必要に応じてプロの査定を活用することで、その不安は「確信」へと変わります。
「もしかして偽物かも?」と放置してしまうのが一番もったいないことです。まずは、手元の品物をじっくり観察することから始めてみてください。それが、メルカリでの収益最大化への第一歩となります。
骨董品をメルカリで高く売るコツ!失敗しない鑑定・梱包・出品の極意