骨董品をリサイクルショップに売るのはNG?専門店との査定額の差と京都での賢い売り方
「引っ越しや実家の片付けで出た古いものを、手っ取り早く近くのリサイクルショップに持っていこうかな……」
「古い壺や絵があるけれど、リサイクルショップでも正しく価値を判断してくれるの?」
そうお考えの方は、少しだけ待ってください。結論から申し上げますと、価値のある骨董品や美術品を一般的なリサイクルショップに売るのは、非常にもったいない「損」をしてしまう可能性が高いです。
特に、古くから質の高い工芸品が流通している京都では、その差は数千円どころか、数十万円、時には数百万円の開きになることもあります。
この記事では、リサイクルショップと骨董品専門店の査定の仕組みの違い、そして歴史の街・京都で最も賢くお宝を売却する方法を分かりやすく解説します。
1. リサイクルショップと専門店、査定額に「天と地」の差が出る理由
なぜ、同じ品物を持ち込んでもこれほどまでに金額が変わるのでしょうか? その裏側には、査定方法と販売ルートの決定的な違いがあります。
リサイクルショップの査定は「マニュアルと年式」
多くのリサイクルショップでは、アルバイトスタッフがタブレットやマニュアルを使って査定を行います。「製造から5年以内」「目立った傷がない」といった基準が重視されるため、**「古くて価値があるもの」は単なる「中古の古い品(=ジャンク品)」**として扱われてしまうのです。
骨董品専門店の査定は「知識・希少性・市場価値」
専門店には、何万点もの美術品を見てきた「目利き」の鑑定士がいます。
作家は誰か?(人間国宝や有名作家ではないか)
その時代の特徴が出ているか?(室町、江戸、明治などの時代背景)
今、国内外のコレクターが探している品か?
これらを総合的に判断するため、リサイクルショップでは「古いゴミ」と見なされる品に、驚くような高値がつくのです。
2. 京都でよくある「リサイクルショップで失敗しやすい」品物
京都の蔵や物置から出てくる品物の中で、特に専門店に任せるべき代表例を挙げます。
作家物の京焼・清水焼: 箱に作家のサインがあるものは、リサイクルショップでは「中古の食器」ですが、専門店では「美術工芸品」です。
古い鉄瓶・銀瓶: 黒ずんで汚れて見える鉄瓶が、実は名門「龍文堂」の作で、海外オークションで高騰している……というケースは非常によくあります。
掛け軸や屏風: 破れやシミがあっても、描いた人物や時代によっては歴史的価値が認められます。
古いおもちゃや古銭: 昭和レトロな玩具や江戸時代の貨幣などは、マニアックな専門知識がないと適正価格が出せません。
3. 京都で骨董品を高く売るための「賢いステップ」
京都には骨董品店が多いからこそ、選び方が重要になります。損をしないための3ステップをご紹介します。
ステップ1:まずは「出張査定」を利用する
重いものや割れ物を自分で運ぶのはリスクが伴います。京都府内全域をカバーしている専門店の「出張買取」を予約しましょう。玄関先で見てもらうだけでOKという手軽な業者が増えています。
ステップ2:複数ジャンルをまとめて見せる
「これは売れないだろう」と自己判断で捨ててしまうのが一番の損失です。一見価値がなさそうな古い写真、手紙、贈答品のタオル、古い家具なども、鑑定士が来ているついでに全て見てもらいましょう。思わぬものに値段がつくのが骨董品買取の醍醐味です。
ステップ3:京都の「地域性」に強い店を選ぶ
京都の家柄や、お茶・お花の家元とのつながりに詳しいお店は、その品物が「どこで、どのように使われてきたか」という背景まで汲み取って査定してくれます。この「物語」が査定額に色をつけてくれることも少なくありません。
4. 逆にリサイクルショップを利用した方が良いケースは?
もちろん、リサイクルショップが便利な場合もあります。
製造から数年の家電や家具
最近のブランド服や雑貨
大量生産されたギフト用品(ブランド食器以外)
これらは「実用性」が重視されるため、リサイクルショップの方がスムーズに引き取ってくれるでしょう。**「新しいものはリサイクルショップ、古いものは骨董品専門店」**と使い分けるのが、最も賢い整理術です。
5. まとめ:その「古さ」こそが京都の価値
京都において「古い」ということは、それだけで一つのブランドであり、価値の源泉です。
リサイクルショップの「一律査定」で手放してしまう前に、その品物が持つ本当の価値を専門店で確かめてみませんか?
ご先祖様が残してくれたもの、あるいは長年家を守ってきた古い道具たち。それらを正しく評価してくれる鑑定士に出会うことが、納得のいく遺品整理や片付けへの近道です。
京都で骨董品を高く売るには?買取店選びのコツと高価査定を引き出す秘訣